ゆづくしSalon 一の坊

地元の私たちからみれば名の知れた温泉旅館の一つである「作並温泉 一の坊」。なぜかこれまで一度もお邪魔したことがありませんでした。秋保温泉や作並温泉は仙台から近すぎて行かないということではありません。秋保温泉はいくつかの温泉旅館に泊まったことがありますし、作並温泉も岩松旅館は過去に何度か。たまたまご縁が無かっただけのようです。

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ひょんなことから、6名様ご一行で「作並 一の坊」へ宿泊する機会に恵まれました。数ヶ月前に家族と訪れたらしいメンバーの一人が、とても良かったのでまた行きたいとなったわけです。同じ仙台市内だし、近くていいでしょ?ええ、確かに。近いっちゃぁかなり近いですけどね。

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何年か前に、少し大掛かりな会議が「松島 一の坊」で開かれました。その時に初めて訪れた「一の坊」。館内ですれ違うスタッフの皆さんが笑顔で挨拶を交わしてくださる確率は、なんと100%。たまたまかもしれませんが、有名なホテルや百貨店でもなかなか100%とはいかないなか、その時の印象は今でも強く記憶に残っています。実に居心地の良い空間。

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そして訪れたのが昨日。日曜日だから空いているかと思いきや、なんのなんのけっこう繁盛しています。いつの間にやら「ゆづくしSalon 一の坊」という施設名となった「作並 一の坊」。少しずつ山が色づき始めた秋の作並とともに、久々の温泉をゆっくりと楽しんでまいりました。

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もちろん私も含めて、総勢6名の満足感は期待以上でした。全員が仙台市民であるにもかかわらず、ここを推薦したメンバー以外は初めての宿泊となった「作並温泉 一の坊」。今年の初春に一部をリニューアルしたらしいのですが、以前を知らない私たちは比べようがありません。従来の温泉旅館ではなく、かと言って温泉ホテルでもない。この居心地を表現するのは難しいかもしれませんが、一言で言えば「部屋にいるのがもったいない」ということです。

お風呂はもちろんのこと、いわゆるパブリックスペースが非常に充実しているのです。フロントロビー前から続く「くつろぎサロン」と名付けられた空間では、コーヒーや紅茶などが24時まで無料でいただくことができ、一定の時間帯によっては、お菓子なども振る舞われます。しかも、今の季節は21時まで開け放たれたガラスドアによって、開放感もこの上ありません。

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財布の開け閉めには実に厳しい同年代の女性陣も、今回は皆さん全員が上機嫌。と言うのも、1泊2食で1万円強といった意外にリーズナブルな予算でこの居心地を楽しめたからなのでしょう。「一の坊」はもっと高級で高額なイメージがありましたが、どうやら今の時代が求める「上質でリーズナブル」な演出に挑戦しているようです。