オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 は買わない理由が見当たらないレンズ。

インターネット上でこんなタイトルの記事を見つけたのは今年の春頃でしたでしょうか。買わない理由が見当たらない?いやいや、明確な理由がありますって。お金が無いということです。

F値が1.8 というナンバーだと「明るいレンズ」ということになるようです。詳しいことは分かりませんが、レンズが明るいと多くの光を取り込むことができ、そのことでのメリットは多々あるのでしょう。私の理解では、光量の足りない状況下でもISO感度を上げずにシャッタースピードを維持できるということでしょうか。要は、夜の室内でもニャンコ先生を綺麗に撮れるというわけです。

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このレンズは是非とも欲すいなぁ。そう思って調べ始めてみると、ユーザーレビューや雑誌の記事のほとんどがこのレンズを絶賛しています。その理由はもちろん「写り」だということですが、もう一つの理由は「価格」だと。2万5千円前後の実売価格で手に入るレンズとしては、コストパフォーマンスが抜群に良いというわけです。なるほど、そういうものなのでしょうか。

少し貯めていたヘソクリにため息をつきながら、大きく背中を押す記事をまたまた見つけました。

テスト結果がこんなにはっきりとしていることはめったになく、m4/3機のユーザーがこのレンズを手に入れない状況が想像できない。もし購入していないのなら、一刻も早くその過ちを正すべきだ。

海外のサイトまでが、コレを購入していない過ちを正せと言うのです。要は、とっとと買えよと。

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結局はその自分の過ちを正したのが約3週間ほど前。楽天内のカメラショップでポイントを使い、2万2千円のヘソクリが空になったのであります。デジタル一眼カメラを手に入れて多くのレンズに凝ってしまうことを「レンズ沼にハマる」といった言い方をするようですが、私の場合には「レンズ水たまりで転ぶ」という程度でしょうか。しかし、今回は実に良い水たまりだったと言えそうです。

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手元に届いてからまだ3週間弱。ことあるごとに使い始めてはいるのですが、まだまだ完全に慣れたとは言いがたい状況です。しかし、当初にもくろんでいた室内でのニャンコ先生撮りはとても楽になり、やはり明るいレンズとはこういうことなのだと少し理解できたような気がします。まだ画角の狭さに戸惑う場面も多々ありますが、自分の過ちを正して手に入れたこと自体は大正解でした。

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このレンズは同社のE-PL1sに装着するのが筋ですが、シャッタースピードが稼げるおかげで手ぶれ補正が効かないパナソニックのGF3でも問題無さそうです。さらに、いわゆる大口径レンズのおかげで背景のボケを大きくすることができるのも醍醐味。どちらかと言えば、私自身もよくボケる男だと言われていますが、どちらがいっそうよくボケる逸品なのかを勝負したいところです。