日に日に蒸し暑さが増し、とうとう今日は仙台での最高気温が32℃を超したそうです。西日本や関東甲信では梅雨明けしたようですが、仙台でも空を見上げればどう見ても梅雨時の雲ではないような気がします。気象庁ではあくまでも梅雨前線の動きをみて判断するのでしょうが、おそらく近いうちに「梅雨明けしていたとみられる」と事後発表されるのかもしれません。
さて、これほど暑い日には熱いラーメンを食べるに限ります。もちろん冷たいものを食べても涼しくなりますが、実は熱いものを食べた後にも涼しさを感じることがあります。気温よりもはるかに熱いラーメンをカラダに入れて汗をかき、その汗が蒸発する時に感じる涼しさなのです。
庶民の味方、カインズキッチン。ご存知カインズホーム内に併設されている簡易食堂で、以前にこの前を通った時に気になる献立を目にしていたのです。「えびワンタンメン380円」。な、なぬぅ？サンプルの写真を見る限りでは実に美味しそうで、しかも価格は380円だと。
これはいつか食べてみたいと思っていたわけですが、たまたま今日の午後にチョッとした買い物があったので立ち寄ることにしたのです。まずは買い物を先に済ませて荷物をクルマに。そして手を洗って、いよいよ念願の「えびワンタンメン」と対面することになったのであります。
渡されたレシートには「海老ワンタン麺」と。あれれ？大きな立て看板式メニューを見直すと「えびワンタンメン」。どうでも良いことかもしれませんが、企業経営の食堂で献立の表記が統一されていないのは珍しいことで、実はタイトルの表記でもどちらにするか迷ったのでした。
出来上がりを知らせる無線チャイムを目の前に置くと、なぜかいつもドキドキしてしまいます。
ピーピーピー！お！っとっと・・。あっちのテーブルで鳴っている音か。ピーピーピー！おぉ！っと！キター！コレ？鳴っているのは、間違いなくコレだよね？つーことは私でいい？
という具合に、いつもドギマギしながら緊張して待つことになるのであります。しかし平静を装い、途中で転ばないようにしながらも無事にテーブルへと運び終えた「えびワンタンメン」。おぉ。なんだか大小の海老がいっぱい入っています。どうやらこれは期待できそうです。
そそくさに写真を撮ってから、さっそくいただきます。ふぅ～ふぅ～。この暑い日に「ふぅ～」はどうかとも思いますが、ラーメンとはこうしていただくものでしょう。などと思いながら箸を進めてみると、うん、なるほど。このワンタンはおそらくえびワンタンだと思うのですが、ほとんど海老の香りがしません。そして全体的にも、残念ながら海老の風味が感じられないのです。
「さっぱり塩ラーメン」と言われれば美味しくいただきましたが、「えびワンタンメン」という名前から少し期待し過ぎたようです。ラーメン専門店のようなエビ味噌風味は別にしても、なにか海老油のようなものでも加えていただければだいぶ違うでしょう。とは言え、価格を考えればそれは欲張りかもしれず、結局はスープもすべて飲み干して完食。カラダはポカポカでした。
