バッド・カンパニー

兄貴の影響でソウルミュージックを聴き始めた頃、それと並行するようにロックも聴いていました。

特にレコードを買うまで傾倒していたのが、イギリスのロック・バンドであるバッド・カンパニー。

例えば、レッド・ツェッペリンやディープ・パープルといった大御所に比べれば、地味な存在とまではいかないものの、大御所である彼らの前には出てこないポジションだったような気がします。

そんなバッド・カンパニー。どういうきっかけでこのバンドを聴くようになったのかはまったく憶えていません。1974年に出されたデビューアルバムである「バッド・カンパニー」を何かのきっかけで買ったのでしょう。年代からみると中学生の頃ですから、おそらく購入したのは地元のレコード店。ラジオで流れていた彼らの曲を聴いて、指名買いをしたと思われます。

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どちらかと言えば、とてもシンプルなロックに聴こえた彼らのサウンド。さらに強烈に惹きつけたのは、やはりポール・ロジャースのボーカルでした。ロック・ミュージックなのになぜかソウルフルに聴こえた彼の歌声。そこに、何かソウルミュージックとの共通点を感じたのでしょう。

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その後、1977年までの4年間に出された4枚のアルバムをすべて手に入れることになったわけで、同じアーティストのレコードを4枚以上も持つというのは、当時の私にとって実に珍しいことでした。高校に入っても周りにはバドカンのファンがほとんど見当たらず、アマチュアバンドでも彼らのコピーバンドを目にしたことはなく、一人でふつふつとヘッドホンで聴いていたわけです。

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ビートルズはもちろん、数多くのミュージシャンを輩出している英国。彼らの母国で、いよいよ今週末にオリンピックが開幕します。すでに女子サッカーは良いスタートを切ったようで、これから続く競技にも善戦を期待したいところです。すべての競技者に栄光が訪れますように!