しばしの休息

今年は「2年ぶりの」という表現をよく目にします。昨年は震災の影響で予定されていた多くのイベントが中止になったからです。公的なイベントや企業のイベント。そして、個人的な予定も中止せざるを得ない状況だったのは言うまでもありません。今年になり、それが少しずつ復活してきているのは喜ばしいことです。2年ぶりの、国際ハーフマラソンや仙台青葉まつり。

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私も2年ぶりの旅へ出ることにしました。昨年の5月にも予定していた旅でしたが、旅行代金を振り込む直前に震災が発生したのです。もちろんすぐにキャンセルをしましたが、いずれにせよ、仙台空港から定期便が飛び立つまでにはずいぶんと時間がかかりました。年が明けてすぐにまた旅の話しが持ち上がり、二つ返事でOKを。今回は是非とも行きたかったのです。

思えば、昨年の今頃はボランティアに明け暮れていた時期。自転車で若林区のボランティアセンターまで通い、様々な人たちと出会い、様々な食堂で昼食を楽しんだことも、まるで昨日のことのように思い出されます。5月の太陽と青空、そして多くの人々の笑顔の記憶がよみがえります。

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実家に寄って父親をクルマに乗せ、仙台空港から弟の待つ宮古島へと向かいます。2年ぶりとなる親子3人男の旅。カミさんは快くニャンコ先生との留守番役を買って出てくれました。

私たち夫婦にはまだこの先にも行く機会はあるでしょうが、年老いた父親との旅はいつまでも出来るとは限りません。多くのことに感謝しながら、しばしの休息を取らせていただきます。