借りてきた猫

本日は、いよいよニャンコ先生の去勢手術。予約しておいた午前中の時間に病院へ連れて行き、まずは採血してから血液検査です。約30分ほどで出た結果では、内臓関係にも特に異常は無し。予定通り午後から全身麻酔による去勢手術を行うことになったのであります。

普段からお腹が空いた時以外にはほとんど鳴かないニャンコ先生ですが、病院内へ一歩踏み入れた時点からは一言も発せず。まるで「借りてきた猫」状態です。昨年の11月にウチへやってきてから長時間にわたって家を離れるのは初めてで、おそらく緊張しているのかもしれません。

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見た目は平然としているようですが、きっと心臓はバクバク。まるで私と同じです。何時に迎えにくればいいですか?午後5時頃でお願いします。わかりました。では、どうぞよろしくお願いします。前猫でも経験しているはずなのに、何となく落ち着かないのは親心でしょう。じゃぁね、先生の言うことを聞いて頑張るんだぞ。男の子なんだからね、泣いちゃダメだぞ。

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そして午後5時。無事に手術は終了し、目の前に現れたニャンコ先生は見事に男の子ではなくなってしまいました。今後は何かあっても、「泣いちゃダメだぞ」とは言えないのでしょう。

でもよく頑張った。エライぞ、ニャンコ先生。今日からはニャンコ先生(見習い)ではなく、正真正銘のニャンコ先生となったのです。さぁ、1分でも早く慣れ親しんだウチへ帰りましょう。

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というわけで無事に去勢手術も成功して我が家に帰ってきたニャンコ先生は、6時間以上も違う環境に身を置いていたせいか、しばらくの間はグッタリ気味。緊張しっぱなしで、さぞかし疲れただろうに。これは完全にドクター・ガオールになってしまったかと思いきや、約1時間の休憩の後には晩ご飯をパクパク食べ始め、徐々にいつものペースへと戻ってきたようです。

彼にとっては散々な一日だったに違いなく、大変申し訳なかったと思うわけですが、その分これからいっぱい一緒に遊びましょう。「欲」が一つ減ってしまったニャンコ先生は、はたして性格が少し変化するのでしょうか。少なくとも食欲は増していくというのが定説ですので、カロリーコントロールには注意を払う必要があるのかもしれません。

めざせ20歳!ニャンコ先生にそうゲキを飛ばしたところ、チミたちはあと20年大丈夫なんだろうね?と。なるほどね。なんとか頑張ります。