奥州街道 うーめん番所

いろいろなものが終了する日となった本日。3月が終了。平成23年度が終了。アナログ放送の終了。高速道路の無料化が終了。さらには、ドコモのムーバが終了など。自分自身に関係するそれぞれの終了に向けては、取りこぼしの無いよう無事に軟着陸したようです。

しかし、少しだけ惜しいのが、高速道路無料化の終了。今日で最後となると何となくどこかへ行きたくなりますが、あいにくぐずついた天気で寒さも緩みません。こんな日はおとなしく・・「うーめん」でカラダを温めるという手は?やはり私は、じっとしていられない性格なのでしょう。

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結局のところ思いついたのが15時過ぎ。高速道路を使ってサクっと行って帰ってこられるところ、ということで「うーめん」を食べに白石まで走ることにしたのです。宮城インターチェンジから東北自動車道に乗ったのが16時。さぞかし混んでいるだろうと覚悟していた割にはそうでもなく、もちろん交通量は多いのですが、全般的にスムーズに流れてあっという間に白石へ。

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お邪魔したのは、以前にも何度か伺っている「うーめん番所」。明日から4月だというのに、小雨模様でまだまだ風も冷たい春。ある意味、こんな日は絶好の「うーめん日和」です。

温かいうーめんでカラダも心も温まろうということで頼んだのが「葛かけうーめん」。いわゆる「とろみ」が施された汁でいただくもので、これなら最初から最後まで熱々を楽しむことができます。

そう言えば、宮城県には「おくずかけ」という汁料理があります。私の実家では作りませんでしたので知らなかったのですが、仙台のカミさん方の親戚宅では、彼岸によくごちそうになりました。

鶏肉や海老、そしてたくさんの野菜などと一緒に豆麩も入れられたこの「葛かけうーめん」は、まさに「おくずかけ風」のうーめんと言えるもので、何となく懐かしい美味しさ。

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「あん」がかけられている汁料理とはまた違い、汁全体にとろみがつけられた「葛かけ」は実に久しぶりです。鰹出汁の香る醤油味の汁は、私たちが昔から慣れ親しんでいる風味。だからこそ、まったく抵抗もなくツルツルと、食べやすい10cm前後の麺が口へと吸い込まれます。

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久々に美味しいうーめんを平らげて満腹満足。帰りがけにはお約束の「足軽まんじゅう」に寄ってから白石インターチェンジへと向かいました。

約10ヶ月間にわたってお世話になった、無料高速道路のラストラン。結局は当初に考えていた行き先の半分も実現できませんでしたが、明日からはきちんと料金を払えば走らせていただけるということのようですので安心です。

あとは、「ドッキリでした~!」という表題と共に、これまでの10ヶ月間に走った分の高速道路料金の請求書が、東日本高速道路株式会社から我が家へ届かないことを静かに祈るだけです。