ハンバーグきのこ

「ハンバーグきのこ」とはなんぞや?「ヨーグルトきのこ」というのは以前に聞いたことがありますが、「ハンバーグきのこ」は見たことも採ったこともありません。世紀の大発見!ハンバーグの形をした新種の「きのこ」なのでしょうか。面白そうです。コレを2つ、お願いします。

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最近の恒例ともなってきた街ナカランチ。12時ジャストに友人と待ち合わせでしたが、さて今日はどうしましょう。たまにはロイホ?それとも天松?やっぱりここは手堅く、まるさんかくばつ?いや、しかくでしょ。うっかりボケている間に席が埋まっちゃうので、まず急ぎましょ。

今回はロイホと天松に背を向けながら、一番町を広瀬通り方向へと早歩きが始まった2人組。とりあえず、まるさんかくしかくを覗いてみましょうか。ということでのれんをくぐると満席のウェイティング。やばっし。あ?あそこは?ほら、チロル・・じゃなくて、あの洋食のお店。

街ナカランチは3分のロスタイムが命取りとなります。時刻は12時8分。急げ~。向かったのは先月の初旬に「びっくらランチ」でびっくらさせられた「カフェフレンド きゃんぱす」。

あの時に隣りのOLさんが召し上がっていたハンバーグが実に美味しそうで、次回はあれを食べてみたいとずっと思っていたのです。はたして、「びっくらランチ」よりも驚かされるのでしょうか。

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運良くもギリギリで滑り込みセーフ。そしてさっそく冒頭の通り、ハンバーグを注文。「ハンバーグきのこ」だろうが「きのこハンバーグ」だろうが、そんなことはどちらでもよく、とにかく完全にハンバーグを食いたいモードなのです。

やがて運ばれてきたのがスープ。そしてサラダに加えて2種の小さなトーストが盛られた一品。ん?なにこれ。いや、これはパンです。以前にハンバーグを食べたことのある友人が悠然と答えます。いやいや、それは見て分かるけどさぁ。なにこれ。どーゆーこと?

友人いわく。ハンバーグが出てくるまでの間にコレで飢えをしのいでくださいね、ということでしょう。なるほどね~。そして次に運ばれてきた、ライスとカレー。

ん?なにこれ。いや、これはカレーではなく、タレです。ハンバーグのタレです。これをこのままご飯にかけて食べないように。あ・・いや、それは自由です。どうぞお好きなように。なんじゃそれ。

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そしていよいよ主役の登場です。木板に乗せられた鉄板の上で、ジュウジュウと音を立てながら登場したハンバーグ。その姿は舞茸でふんだんに覆われ、さらに定番通りにクレソンやサヤインゲン、ニンジンのグラッセが付き添います。なんだか実にいい感じに見えるのです。

さっそくデミグラスのタレを加えていただいてみると、う~ん美味しい。こういった手作り感のあるハンバーグは久しぶりかもしれません。しかも、特筆すべきはハンバーグ自体のボリュームで、ファミレスなどのハンバーグよりも確実に大きくて重量感がある一品。これはスゴい。

食後にはデザートとコーヒーが付いて、お会計は驚きの680円。これには前回の「びっくらランチ」よりもびっくらすることになりました。本当に680円で大丈夫なのだろうかと心配になるほどです。

お店のスタッフは、1人のランチメニューに対して6回ほどテーブルを行き来することになり、1人分に使う食器のパーツは15個にも及ぶのです。実に手間のかかる仕事ぶりです。

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いやはや、参りました。あの前菜風のパンだって、別に出さなくともこのボリュームなら文句は出ないでしょうに、わざわざ手間をかけて出してしまうというその意気込み。決して広いお店ではないとは言え、満席の店内をテキパキと何往復もして、13時前にはきちんと来店客を仕事場へ送り出す機敏なスタッフ。すべてが「やっつけ仕事」でないところに驚くばかりでした。