私たちにとって、一つの節目となる旅かもしれません。
今年は実に様々なことが起こり、なかなか旅行という気分にもなれませんでしたが、銀婚という記念の年ということもあり、思い切って出掛けることにしたわけです。
あまり計画性の無い私たちですから、時間が決められた電車の旅よりも、気ままにクルマで走ろうということに。ずいぶん久しぶりのドライブ旅行なのであります。
今回はおそらく往復1,000kmほどになりそうですが、クルマの旅は時間がかかる反面、良い点も多いのです。まず、必ず座れること。そして荷物は常に車内預かり。また、途中停車も自由申告制で、他人を気遣う必要もありません。安ホテルさえ押さえておけば、あとは風の吹くまま気の向くまま。久々の長距離運転は疲れそうですが、ゆっくりのんびりと走ります。
仕事帰りに愛車へガソリンをたんまり飲み込ませ、機械洗車で汚れ落とし。タイヤの空気圧は大丈夫だろうと思いながらも、念のためにチェックしてみたところ、なんと左後輪だけが激減状態。
なるほど。「念のために」というのは時に重要な行動となるらしく、今回は特に救われました。
ずっとクルマに入れっぱなしにしてる20枚ほどの音楽CD。今回は長時間の移動ということもあり、BGMはFM主体からCD主体になりそうなので、少し入れ替えをすることにしたのです。
これも前もって準備しておけば良いものを、ドライブに良さげな音楽を急いでCDRに焼く作業。
スローバラードを聴きながら高速道路を長時間にわたって走り続ける自信が無い私は、お約束のように眠気も覚めるアップテンポの楽曲ばかりを選ぶことになるわけですが、車内で流れる音楽によってアクセルを踏む右足に少しチカラが加わってしまうのは不思議な現象です。
夫婦二人で旅をするのは本当に久しぶり。しかも、関東方面へ出掛けるのも久しぶりです。
おそらくとても質素な旅となりそうですが、昔の思い出をたどりながらたっぷりと心に栄養を与える結果にしたいものです。これを一つの節目とし、あらたな未来へ向けての助走となりますように。
