ふわとろ天津飯

オープンした当初は何回か足を運び、その後は少しご無沙汰になり、そして最近になってまた行くようになった大阪王将。テレビCMで、にしきのあきら兄さんからオマジナイをかけられて以来、ここの餃子をまた食べたくなってしまったわけですが、もっと気になっていたのが「ふわとろ天津飯」。いつか食べようと狙っていたその獲物を、本日やっと捕獲したのであります。

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予想以上に慌ただしい一日だった今日、昼食だけは友人との約束がありました。久々にチャーハンを食べたいという彼の要望と、機会があれば例の天津飯を食べようという私の狙いが両方とも叶えられるところ。それが大阪王将だったわけです。

餃子&ビールが至福の組み合わせだというカミさんとここを訪れるのはいつも夜。実は意外にも昼に来るのは初めてです。現地へ集合したのは13時半を過ぎた頃にもかかわらず、店内はほぼ満席状態。

さて、と。今日はやっぱりコレでしょう。彼もチャーハンをこらえて同じ品を。スープまで付いて税込390円だという「ふわとろ天津飯」と、半自動的に「焼餃子」を頼んでしまうのです。

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なにこの玉子の「ふわふわ」感。なにこの醤油餡の「とろとろ」味。天津飯のおいしい革命は、ここまで来ていたんですね 。

これは、専用の1枚メニューに刷られている「ふわとろ天津飯」のコピーです。ほどなくして運ばれた天津飯をさっそくひと口頬張りながら、このコピーを目にした瞬間思わず笑ってしまいました。まさに、「なにこの玉子のふわふわ感」なのです。

まるでシルクのように、少しのダマも感じられないほどよく溶かれたベースの玉子汁。おそらく玉子が100%ではなく、牛乳か水で少しのばされ、さらに何か魔法の粉が入れられている感じです。まるで重曹でも入っているかのような、それはそれはキメの細かい不思議な発泡感。

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これには驚きました。ただし「なにこの醤油餡のとろとろ味」に関しては、餡がとろとろ味なのは当然という感じですが、たっぷりかけられた醤油味の餡が確かに玉子の美味しさを引き立てています。

どうやら私は「天津飯」イコール「かに玉飯」だと勘違いをしており、この天津飯はカニどころかどうして具が何も入っていないのだろうと思ったのですが、どうも天津飯は日本で生まれた日本の中華料理らしく、いわゆる「かに玉」とは別物だったようです。

ストレートに玉子を味わう料理と言える大阪王将の天津飯。個人的には、もう少し玉子の味と風味が欲しいと感じましたが、一皿一皿の手作りで390円という価格は実にご立派です。

玉子焼きも十分な厚さとボリュームで、おそらく1人前で2個程度の玉子を使うのでしょうか。寒い夜には、このふわふわの玉子焼を羽毛布団替わりに、頭からすっぽり潜りたいものです。