青葉通のキモチ

なんだよ。いったいなんなんだよ最近。みんなでジョーゼンジ、ジョーゼンジってばっかり。

これまで一生懸命にこの街を支えてきたにもかかわらず、最近は誰も見向きもしないし。

だいたいにして、僕なんか青葉城にも仙台駅にも血が通っているんだし、なんつったってこの街は青葉がメインのキーワードじゃんか。それなのに、いつもジョーゼンジ、ジョーゼンジって。なぁ、どう思う?南町通。

え?私ですか?いやぁ、どうなんでしょうねぇ。私は相変わらず南町通のままですから、まぁそれ以上も望みませんし、なんとかマイペースでやっていければ良いかと。

それにしても、確かに最近は影が薄いかもしれませんね、青葉通の兄さんは。

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なんだよ、南町通。オマエのように向上心が無いヤツは、一生涯かかっても南町通のままなんだよ。まったく。

あ~ぁ。それにしても・・イテテテ・・。この手術、いったいいつになったら終わるんだよ。メスを入れるからってケヤキを引っこ抜かれたまま、冬なんか寒くて寒くてかなわんよ。しかも、なんだかストリートとしての顔つきが端正じゃなくなってるしさ。

思えば、昔の仲間たちがずいぶんいなくなってしまったもんだ。

仙台ホテル君や東宝君、日立ファミリーセンターなんてご老公もいたしな。富士銀行君や並木道なんて名の喫茶店。そばのあさひや森天佑堂。東急ホテルにワシントンホテル。みんなどこにいってしまったんだろうか。

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どうせ、どうせ僕も、そのうちに誰からも相手にされなくなって、どこかに葬られるんだろうな。そして、昔はこの街に「青葉通」という名の立派なメインストリートがありました・・なんて思い出話しに出てくるようになるのさ。

あ~ぁ。どうやら明日からもジョーゼンジなんたらって始まるらしいし、またもやジョーゼンジだよ。ここには誰も来てくれないようになるんだろ~ね。

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兄さん、兄さん!

ん?なんだよ、南町通。

いや、青葉通兄さんがこの街からいなくなるはずは無いですよ。だって、青葉通兄さんは、この街の顔なんですよ。み~んな、仙台駅を出たら最初に対面するのは、青葉通兄さん、あなたなんです。兄さんの緑に、心が落ち着くんですよ。確かに今はカラダが傷だらけで大変かもしれない。でも、それもこの街のため。

青葉通兄さんが犠牲になってくれているから、私だってジョーゼンジだって元気でいられるんです。広瀬通だってそうです。真ん中に兄さんがいなかったら、とてもとてもこの街は支えきれません。青葉通兄さんのおかげで、ジョーゼンジ、広瀬通、南町通は元気なんですよ。

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明日はジョーゼンジが頑張りますが、街全体が賑やかになりますよ。

青葉通兄さんもくよくよしないで、みんなに笑顔を見せてくださいね。そしていつの日か、その傷が癒えて元通りにケヤキも戻ってきたならば、盛大に青葉通兄さんの快気祝いをやりましょうよ。

ね、兄さん。

お便り

  1. dty martini より:

    こんにちは、わかりますよ南町通り。バブル前なら「三万石ふじや」も商工中金も
    ありました。私はブラザービルで英文タイプなんて今じゃ意味のないことをやって
    おりましたし。しかし考えようによっちゃあ、そのままレトロにしちゃえば宝になり、
    壱弐参横丁と共に生き残ってくれるのでは。仙台銀座もあります、頼みの河北新報
    郵便局、、大丈夫でしょう。
    昭和の50年代に南町通りに「グラナダ」という、パエリヤを食べさせてくれる
    スパニッシュ料理屋があり、出てくるまで2時間待った記憶があります。間もなく閉店
    してしまいました。スペインギターが好きなお客が集うマニアックな店でした。
    「佐文」は八幡町に引っ越してよかった店もあります。

    • ジョン万乃助 ジョン万乃助 より:

      dty martiniさん、ご来店ありがとうございます。
      仙台銀座と言えば、「仙台藩」というお店でバンドの練習をさせていただいたことがありました。
      また、「サウス・アベニュー・カフェ」という小洒落たお店もありました。
      お~!そう考えると、南町通りっていいですね~。

  2. dty martini より:

    ジョン万四郎様、
    南町通り、Eすよ。私、昨年は私的な事情で私書箱なるものを利用しましたが、朝市ビル
    にあり、本当に助かりました。活気がありながら、市井の痒いところにも手の届くダークなカオスのストリート(ウィスタリアストリート)でんがな、です。
    30年以上前に「グラナダ」というスペインレストランがありまして、唯一パエリヤという料理を出してくれるマニアックなスパニッシュギターのお店でしたが、間もなく閉店してしまいました。
    私はまだ行ったことは無いのですが、「明眸」という戦前から続く居酒屋もあります。(元サイカワ斜め向かい)また、レトロなところでブラザービル(南町通りです)むかいの「エルベ」ここは課題として近々こなしてみたい物件です。
    人間には、どうしても解き明かしてみたいという、他人にはどうでもよい、謎がありまして、それを一つ一つ片づけていくのが人生の身支度ではないかと思います。
    商工中金の噴水もエンドーチェーン裏のGパン屋も佐文もレモンもまるたま2階同伴喫茶も片付きましたが。

    • ジョン万乃助 ジョン万乃助 より:

      dty martiniさん、ご来店ありがとうございます。
      「エルベ」は何となく聞いたような気がしますが、「グラナダ」と「明眸」は存じあげません。
      私もまだまだ知らないことが多いので、昔の仙台をご存知の皆様のお話しは興味深いのです。
      そう言えば、仙台朝市は「仙台アメ横」なんて呼んだりしてましたよね。

  3. タコ社長 より:

    横から失礼いたします。お久しぶりです。遅ればせながら新装開店、おめでとうございます。

    南町通りのエルベさん、ザ・純喫茶と言うかんじで良いですよ。フォークが紙ナプキンに包まって出てきますからね。

    • ジョン万乃助 ジョン万乃助 より:

      タコ社長さん、ご来店ありがとうございます。

      やはり、なぜか「エルベ」にはお邪魔したことが無さそうです。
      以前は「大和生命ビル」と呼ばれたところですかね。上階には仕事でも足を運んだはずですが・・。
      いずれにしても、早めに体験したほうが良さそうです。ありがとうございます。