天ぷらそば週間

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暑い夏が影を潜め、肌寒いくらいの気温だった先週一週間。仙台天ぷらそば協議会では、この一週間を天ぷらそば週間と位置付け、夏によく食される天ざるに代わって、温かい天ぷらそばを食べていただこうという取り組みを、仙台市内中心部の街頭で実施したそうです(ウソ)。

その結果、先週の一週間で仙台市内において食された天ぷらそばは1万4千食にも及び、温かい天ぷらそばは実に多くの人たちの冷え切った身体を暖めたのだそうです(大ウソ)。

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そのうちの一食は、私がいただいたこの天ぷらそばです。ちょうど大学病院の交差点から北山方面へ向かう道路沿いに構えるお店の「正左ェ門」。住所は青葉区柏木一丁目で、実はほとんど毎日この前を通っていたのですが、なかなか立ち寄る機会がなかったお店です。

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肌寒い夜は、何か汁モノが食べたい。しかし、どうもラーメンという気分でもない。こういう時こそ日本人は「そば」であります。しかし、ラーメン店は数あれど蕎麦屋を探すのはなかなか容易ではありません。そこで思い出したのがここ正左ェ門。そして注文したのが天ぷらそば。天ざるがそばのキングだとすれば、天ぷらそばは間違いなくそばのクイーン。

天ぷらが別盛りで出される天ぷらそばを食べたのは記憶に無いぐらい久々ですが、これは天ぷらの衣がぶよぶよになることを避ける配慮で実に嬉しいものです。衣を出汁に少し溶かしたければ、それは自分で好きな量を入れれば良いのです。海老が2本、さつまいも、茄子、ししとうの天ぷらが熱々の揚げ立て。これで1,050円なら、十分に満足なのであります。

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少しだけ薄めで上品な出汁も身体に染み渡り、この日はそばにしては珍しく最後の出汁の一滴まですべていただいてしまいました。ふぅ・・たまに食べると美味しい天ぷらそば。東京などでは気温が戻り始めた先週末あたりから、ざるそばが圧倒的に出ていると報道されましたが、仙台でも昨日あたりからは同様にざるそば週間が宣言されそうな気配です。