ウイルス感染

もしかしたら、生まれて初めてかもしれません。どこかにスキがあったのでしょう。ふとしたことから、ウイルスに感染してしまいました。どうもその気配はあったのですが、急激にあらわれたその症状に、ついたじろいでしまうことしばし。ウイルスの暴走を見ているだけです。

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先週末のこと。いつも通りにインターネットで調べものをしていたところ、画面の右下がポップアップしたのです。これはアンチウイルスソフトによる仕事の結果で、「何かが入り込もうとしていますが、よろしいですか?」といったワーニング。新しいソフトをインストールした際や、何かのアップデートの時などに表示されるのですが、その時の表示は初めて見る名前でした。

「Personal Shield Pro」。むむ?こんなソフト入れてたっけ?聞いたような知らないような。念のため「今回は禁止」をクリックしておこう。と、その数秒後、急にデスクトップ画面の色が変わり、何やらウインドウが出てきて動き始めたのです。な、なんですか?これ。

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仙台弁は得意ですが、英国弁は分からない私。しかし、勝手に何かをスキャンしているようです。焦ってきてそのウインドウを消そうと試みますが、まったく消えてくれないどころか、スキャンが終わった次のウインドウには、英語でこんな感じのことが書いてあるのが雰囲気で分かります。

「なんてこったい!あんたのパソコンには、とんでもない量のウイルス君が入ってるぜ。除去させるには、このウイルス駆除ソフトを買うしか方法が無さそうだな。今ならたったの$60だ。さぁ、とっとと払っちまおうぜ!」

なるほどね。そういうことだったのですか。ここで、何が何だか少し分かってきたのです。要は詐欺商法のウイルスだったようですが、こいつが再起動しようが何をしようが消えてくれません。幸いにもインターネットはそのまま使えそうでしたので、ウイルスどもが暴走している最中に、この「Personal Shield Pro」を駆除する方法を検索したみたところ、運良く見つかったのです。

『偽セキュリティソフト・偽PCメンテナンスツール駆除 「RogueKiller」 』というサイトで丁寧な説明が記載されてあったのでさっそく試してみたところ、これが相手もなかなかの強者。ここにも書いてありましたが、そう簡単には駆除ツール自体をパソコンに入れさせないのであります。

自分は勝手に入ってきたくせに、自分の敵が入ってくることを防御しようとする。なかなか出来の良いプログラムと言えますが、試行錯誤で格闘すること数十分、やっとこさヤツは私のパソコンから消えてくれました。感染が発覚してから最終的な完治まで90分以上。時間を返せ!

どうやら、どんな優秀なセキュリティソフトを入れておいたとしても、ヤラれる時にはヤラれるそうで、これまで一度も感染したことが無かったのは運が良かったのかもしれません。今回は大事に至らず幸いでしたが、パソコン君にとっても厳しい暑さが続く季節、少し心配なのです。