シューグー

先日、履き古したスニーカーを手入れするために購入したものが、靴紐と「シューグー」です。120cmの白い靴紐は2百数十円でしたが、一方の「シューグー」は定価通り1,050円。「Made in USA」である「シューグー」は、総販売元が提供する1,500円程度のモノが一般的のようですが、それは容量が多すぎるために今回は「コロンブス」で代理販売しているモノを。

なんとも美味しそうなネーミングと言えなくもない「シューグー」。ネット上などでその存在は知っていたのですが、使うのは今回が初めてです。これまでも、ビジネスシューズの場合にはリペアショップなどでヒール交換をお願いしていたのですが、スニーカーを持ち込むのは何となく大袈裟です。しかも、それほど精巧な仕上がりを求めるものでもなく、DIYで十分かと。

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靴の手入れに盛り上がっている自分の気分が冷めないうちに、さっそく「シューグー」で補修開始です。とりあえず手に入れたんだから、今度時間があるときにやろう・・などと思ったら使うのはおそらく半年先になるのが私のパターン。今度とオバケは出たことがないのです。

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100gのシューグー入りチューブの他に、ヘラとヤスリが付属されている商品。パッケージの表裏に書いてあるやり方を見ると実に簡単。「補修面に直接シューグーを絞り出し、付属のヘラで平らにのばします。あとは24時間乾燥させるだけ」と。な~んだ、簡単じゃないですか、言葉にすると。スニーカーは洗い立てということもあり、ヤスリがけは省略して実行。

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シューグーの溶剤自体は、ちょうど「ボンド」の粘度を高くしたような感じで、匂いもまさにそれです。想像していたよりも程よい固さがあるため、よほどのことがない限り垂れ落ちるようなことはなさそうです。裏書きには、ヘラを水に浸して使うと塗りやすくなるとありますが、ヘラには粘着力の強い溶剤がくっついてきますので、平らに仕上げるのはそう簡単ではありません。

とは言え、実際にはさほど神経質になる必要もありません。多少の凸凹が残ったとしても、重力で多少は平らに落ち着くようですし、仮にそのまま乾燥したとしても、後で平らに削ったりハミ出した部分を切ったりできるようです。また、靴底部分なので履いているうちにも自然に平らになるそうで、むしろ靴のアッパーに付着しないようにすることが重要かもしれません。

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やっている時には夢中なのですが、後でこうして画像を見せられると、何なんでしょうか、このへんてこりんな仕上がり具合は。もう少し何とかならなかったものかと思うのですが、シューグーの溶剤は空気に触れると少しずつ固まりますので一発勝負。でも、まず最初はこんなもんです。

これで完全に乾燥すればゴムになるというスグレモノの「シューグー」。初めて試してみて自分で気付いた点を一つ。絞り出してヘラでならした溶剤は10分程度で表面だけは少し乾いた状態になりますので、その状態で指や手で平らに成形する方法が良いのかもしれません。

また、付属のヘラは使い切りです。2回目以降は割り箸を折って使うか、それでも不安な人はガリガリ君を何本か購入しておくことをおすすめします。いずれにしても、あっけないほど簡単に使える「シューグー」。 これで、スニーカーには再度活躍の場が与えられるのです。