東北六魂祭2011 東北混雑祭

満を持して開催となった「東北六魂祭」。どちらかと言えばイベント好きとみられる私は、初日となった本日にさっそく街へ繰り出したわけであります。と言っても、プログラムによるとパレードが行われるのは17時から。この暑さで長丁場は難しいだろうということで、出動したのは15時頃。例によって本町の駐車場にクルマを入れて、さっそく会場の方面へと歩きます。

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途中で通った錦町公園は団体ツアーの乗降場所となっているらしく、大型バスが連なって駐車しています。私たちが想像している以上に、県外からも多くの皆さんがお越しになっているのでしょう。

最初の目的地である仙台市役所前には東北六県の観光ブースも設けられ、広場では青森の「ねぶた」や福島の「わらじ」、秋田の「竿燈」に注目が集まっていたようです。

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さて、そろそろパレードに備えて観賞する場所を探してみましょう。予想通り、すでに定禅寺通り沿いは人がいっぱいで、しかも中央歩道帯は関係者以外立ち入り禁止と書いてあります。しかし、もくろんでいた晩翠通り付近はまだスカスカで、このあたりに陣取れば何とか躍動的なパレードを観賞できるかもしれません。確かこの地点でパレードはUターンするはず。

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などど悠長なことを言っていたのは大間違い。あれよあれよという間に定禅寺通りで観賞できない人たちの波が晩翠通りまで溢れ出し、とにかくどこか高い場所で見下ろすしかないと、角のマンションの非常階段から不法侵入。やがてこの場所も不法侵入者で溢れ出すことに。

聞いた話しでは、大手広告代理店が当初2万人の人出と予想したとかしないとか。しかし、フタを開けてみたらこの混雑ぶり。地元の私でさえ、これほどの瞬間人口密度の高さは経験がありません。結局は、晩翠通りでパレードがUターンするどころか、「ねぶた」と「竿燈」のパレード自体が中止に追い込まれるというお粗末な結末となったのであります。

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結果論かもしれませんが、やはり「六大祭りパレード」は東二番丁通りでやるべきでした。しかも、青葉通りから定禅寺通りまでの東二番丁通りを使えば、大勢の観客も分散できて観賞する場所も確保できたかもしれません。そして定禅寺通りの木陰は、飲食と休憩スペースに用意するべきだったようです。だいたいにして、秋田竿燈が定禅寺通りを通れるはずがないのですから。

仙台人の私ゆえ辛口にもなりますが、積極的な動員を図るのは大いに結構です。しかし、それを受け入れられないようでは本末転倒。おそらく、わざわざ仙台へお越しくださったにもかかわらず、満足して観賞できた方はほんの一握りだったのではないでしょうか。「想定外」という言葉を使うのはもうやめにしたいものです。これでは観賞する側はもちろん、東北六県から今日の日を演じるために集まってくださった皆さんも不完全燃焼。明日に期待しましょう。