冷やし中華日和 食堂井土浜や

この季節は、一年のなかでも極上です。特に今日の仙台は堂々と「晴れマーク」だけが輝く天気予報通り、すっきりとした初夏の晴れもよう。湿度も高くなかったせいかそれほど暑いわけでもなく、実に心地良い一日でした。きれいな草木の緑も、徐々にその色を増しています。

となると、もちろん本日は冷やし中華日和であります。先週に初めて伺った「食堂 井土浜や」。確かあの日も今日以上に暑く、冷やし中華を頼むつもりが口を滑らせてタンメンと言ってしまった優柔不断。今日も所用でこちら方面へ伺ったこともあり、前回のリベンジです。

CIMG1612

今日は何がなんでも冷やし中華を食べるという決意で入店。前回に迷ったこともあり、650円という価格もちゃんと記憶しています。よし、冷やし中華だ。と思いながらも、席に着くと念のために献立をもう一度見回すから困り者です。決めているのならすぐに冷やし中華を頼めばいいものを、もしや、他にもっと美味しそうなものを見落としてはいないだろうか・・などと。

CIMG1606

CIMG1609

CIMG1607

念願の冷やし中華。今回はなんとか口が滑ることもなく、しっかりとした口調でオーダーできたようです。650円という価格も「食堂」ならではですが、お世辞にも見た目が洗練されているとは言えないところも食堂風。しかしどこか懐かしく、まるで母親が息子のために作ってくれたような家庭の温かさを感じる一品。チャーシューがふんだんに盛られるあたりも良心的で、さっぱりとした酢醤油のタレも冷やし中華の王道。麺の絶妙な茹で加減にも脱帽です。

CIMG1599

満足感と共に初モノである冷やし中華を平らげ、そう言えばスイカも今年になって初めてだということで、西へ伸びる道路へ出たところで笑いながら自転車のペダルを漕いだわけですが、美しい仙台平野の風景と心地良い風が相まって、極上の気分で帰路へついたのであります。