チキンマックナゲットでおぢゃっこ

「◯◯◯ちゃん、今日の夕方に、おぢゃっこでも飲まね?」と同業の先輩から電話があったのが昼前ぐらいでしたでしょうか。おぢゃっこ!いいすね~。場所は?峠の茶屋ですか?

峠の茶屋はいずこに・・。実は青葉区国見ヶ丘あたりに、今でも正式に「国見峠」と呼ばれる峠らしき場所があるのですが、残念ながら情緒ある茶屋は見当たりません。それ以外で「おぢゃっこ」をいただくには彦いちか喜久水庵か。え?黒松のマック?あ・・了解っす。

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ということで、おぼろげに江戸時代の風景を想像していた私は、一気に現代へと引き戻されたわけです。昔を思い出してみると、少し郊外のお宅などでは、おじいちゃんとおばあちゃんが必ず茶の間においでになり、「上がっておぢゃっこ飲んでいがいん」と誘ってくださったものです。

また、田舎町の商店街でも同じような光景が見られました。買い物に来たんだか、ただ遊びに寄ったんだか、よくわからない人たちが集まってきては、その店内で「おぢゃっこ飲み」が始まります。時代や場所は違えど「お茶」を酌み交わすことも社会交流の基本なのでしょう。

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今はもちろん、「おぢゃっこ」と言えばコーヒーや飲み物全般を指しますが、マックでの「お茶うけ」はたくあんやきゅうり漬けというわけにはいきません。15時の約束に少し早く着いた私は、先輩が来る前に急いでお茶うけのチキンマックナゲットをやっつけることにし、見事に平らげたのです。

お茶うけを、隠れながら、しかも急いで食べる理由は何もないのですが、唐揚げが5個で百円だと言うのでつい・・。少し遅れて先輩が到着した頃に、テーブル上にはおぢゃっこだけ。

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仕事で外に出ると、ありがたいことに今でも「おぢゃっこ」をいただく機会は少なくありません。しかし考えてみれば、日本茶よりもコーヒーの方が圧倒的に多くなってきていることに気が付きます。一杯茶は良くないと言われるためなのか、日本茶を何杯も入れ替えてくださる手間を思えば、一杯のコーヒーの方がお互いに気楽でスマートだと言えるのかもしれません。

本日にマックでいただいたチケット。「まだ今度おぢゃっこ飲んでいがいん。タダにすっから」という趣旨の券のようです。そこまで言われるのであれば、次もおぢゃっこ会場はマックで。