半田屋のとん汁うどん

宮城県地方の天気予報では、何年か前から「東部」と「西部」という区分けになったわけですが、私の住んでいるところは実に微妙でして、実際の天候から判断すると「やや西部」あるいは「西部寄り」、または「西部調」や「西部風」といったような具合で、実に中途半端なのであります。

というわけで、昨夜の就寝前には降っていなかったはずが今朝起きたら見事な雪景色。今シーズン初めて雪を防ぐために傘を差して出掛けたのですが、年明けに交換したスタッドレスタイヤもようやく出番が回ってきたようで、さすがに今朝の状況では普通タイヤはアウトでしょう。

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午前中も時おり雪が強まる中、例によって昼食のタイミングをすっかり失ってしまい、駆け込んだのが庶民の味方「大衆食堂 半田屋」。ここは私たちの財布に優しいのはもちろんですが、あまり量を食べたくない時でも、自分で調節できることが私にとっては意外に有り難いのです。

さて、と・・。13時半も回っていましたので、お決まりのミニカレーと天ぷらそばコースかと考えていたところ、「とん汁うどん」のPOPが目に留まりました。と、とん汁うどん?マジで?

よし。ものは試しと言うではありませんか。しかも今日の天候でカラダは温かいものを欲していましたので、少々半信半疑のまま「とん汁うどん」に「かき揚げ」を追加。期待を込めて、実食です。

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なるほどなるほど。いわゆる「とん汁」に「うどん」を入れたものです。まったくのネーミング通りで、それ以外の何ものでもありませんが、汁の味が少し薄すぎてうどんに味が絡まないのが残念。おそらく、ベースとなる「とん汁」自体が薄味なのか、うどんを入れたことによって薄まったのかは分かりませんが、もう少しパンチが欲しかった。とは言え、健康にはこの程度が「吉」なのかも。

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105円の「かき揚げ」を加えても335円の昼食としては十分にお腹も満たされてカラダも温まったのですが、これを食べながら子供の頃に作ってもらった「すいとん」を思い出したのです。

同じ小麦粉でも麺状にする「うどん」よりも、やはり「はっと」や「すいとん」で食べた方がこの類の汁物は合うのかもしれません。久しく食べていない「すいとん」。冬にこそ食べたいものです。