仙台三越 レストラン ランドマーク

つい先日のことです。ご高齢のお客様と仕事上でのお手続きがあり、その息子さんでもある先輩と同行のうえ、指定された待ち合わせ場所である三越へ向かっていたところ、8階で食事をしているから上がってきなさいと。三越の8階?食事?食べるところ、ありましたっけ?

7階止まりのエレベーターを降り、気品漂う時計宝飾コーナーを横目で見ながら催事場をすり抜け、さらにエスカレーターで8階へ上がると、正面には「カフェ&レストラン ランドマーク」。

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あらま。ここにこんなレストランがあったとは、まったく気が付きませんでした。と言うよりも、三越の上階に来ること自体がまずあり得ませんので、気が付きようもありません。先輩にお聞きしたところ、だいぶ前からあるらしく、しかもお客様でもあるご両親は常連さんとのことです。

「あら、あなたたちもお昼はまだなんでしょ?なんか食べなさい」いやいや、仕事で伺いましたので・・。「いいから遠慮しないで、まずは食べなさいよ」いや・・そういうわけには・・。

あまりに固辞するのも失礼ですし、正直なところ14時過ぎて昼食はまだ済ませておらずに腹ペコでしたので、ここはお言葉に甘えることに。「お好み二段重」でも食べなさいよとおっしゃるのですが、とてもとても、そのようなものを悠長にいただいている場面ではありません。

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では、遠慮なく「牡蠣そば」を頂戴します。ぺこり。和洋中ミックスのメニューだったこともあり、さほどの期待は込めなかったのですが、なんのなんの侮るなかれ。出汁こそ蕎麦屋には敵いませんが、卵も落とされた具は牡蠣も満載状態で、柚子香る熱々の「牡蠣そば」は、ちょっと驚きの美味しさでした。店内は、この時間でもご年配者の来店客を中心にほぼ満席。

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ここはまさに現代版「百貨店の大食堂」的な役割りなのでしょう。しかし、落ち着きのある店内に加え、物腰柔らかなホテルマンのようなサービス。昔に比べれば雰囲気もお値段も高級志向なのですが、比較的年齢層が高い三越のお客様には、打ってつけの憩いの場所なのかもしれません。ところで、奥のテーブルでご年配の女性が召し上がっていた、三越の旗がなびくお子様ランチ的プレートが忘れられません。あれは大人でもオーダーできるのでしょうか・・。