え～と・・今日はあっち方面に行くから・・よし！あそこでアレを食べよう。こう考えながら仕事へと出動することがたまにあるのですが、急に予定が入り、途中で計画変更を余儀なくされることもあります。しかし、今日の昼食計画は、珍しくも頭に描いた通りに進んだのであります。
村田町の山中に佇む「千寿庵」。確か以前にも記事にしたことのある蕎麦処ですが、このところずっとご無沙汰でしたので食べたいと思っていたのです。この立地でありながらも週末は意外にも混雑しますので、行くなら平日と思っていたところへ運良く仙南方面へ仕事の予定が。
到着したのは11時半。ここに来ると決めていたせいか、実は午前中に交わした商談の最中にお客様の前でお腹が鳴る始末。はたして、あの音はお客様に聞こえていたのでしょうか。
いつも通り、特等席のテラス（ただの軒下）へ陣取り、注文した「そば千寿」が運ばれてくるまで目の前に広がる庭を探検。そう言えばコスモスをゆっくり眺めるのも久しぶりなのであります。
サービスで出された「枝豆」を突付きながら、実にゆったりとした気分に。と、そのうちに久々の蕎麦が三つの小鉢と共に登場したのです。ここの蕎麦は言うに及ばず、これらの小鉢も侮るなかれ、なかなか美味しいのであります。おそらく、野菜類もすべて自家栽培なのかもしれません。
そして、このロケーションも重要な味わいの一つだと感じます。美味しい蕎麦、美味しい野菜、そしてこの、のどかな雰囲気。相変わらず消化にも良さそうな環境のなか、800円で提供される「そば千寿」は決して高いとは思いません。いつも期待通りの結果が提供されるからです。
町の蕎麦屋さんと違って「うどん」や「温かい蕎麦」はありませんが、ゆったりと蕎麦を手繰るには実に良いお店かもしれません。今月は「布袋祭り」や「蔵の陶器市」が開催される村田町。それらを目当てに来られる方々は、おそらくここの蕎麦も計画に入ってくるに違いありません。
