豆坂温泉 三峰荘

毎日こうまで暑いと、さすがに「温泉」などという言葉、あるいはその存在すら頭の中から離れてしまっていたのですが、チョッと待てよ、この気温よりアツイ思いをすれば、世もまた涼し?

お~!これは温泉で荒治療を試すしかないでしょう。しかも我が家では今月初旬からお風呂に湯を張っておらず、ずっとシャワーだけだったのです。おかげでガス代は見事に6割程度まで下がったようですが、たまにはカラダをお湯の中にじっくりと浸けてみたいものであります。

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三本木にある「豆坂温泉三峰荘」。仕事を早く切り上げて逃げるように向かったのですが、東北自動車道の泉PAと三本木PAに「スマートIC」が設置されたおかげで、これまで小一時間かかっていたものが40分ほどで到着できるように。私にとっては非常に近い温泉の一つです。

最初に訪れたのは何年前でしたでしょうか。その時の衝撃は今でも憶えており、そしてその気持ちは今も変わらぬまま。なぜこれほど素晴らしいお湯がこの平地で湧いて出るのだろうと。

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一人でも他のお客様がいれば、もちろん浴室内の撮影は出来ません。ダメ元でカメラを脱衣所まで持ち込んだところ、そこには一人分と思われる衣服が。やはりダメか・・。ところが奇跡が!

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その一名様は、サウナに入ってうなだれていたのです。うわっ!チャンスじゃんか!また急いで脱衣所までカメラを取りに戻り、バシャバシャ撮りながら走るわ走るわ。もちろん、フルチンの素っ裸ですから、相当に異様な光景だったに違いありません。しかし、奇跡です。

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もちろんこの後は少し落ち着いて、久々のお湯をゆっくりと堪能したわけです。ここは源泉の投入量で各湯舟の湯温を調節しており、ふだんはどちらかというと熱めのお湯。個人的に熱い湯は好きなのですが、このクソ暑い日でも容赦なく熱めだったのには参りました。

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平日の夕方に五百円で味わう、ひと時の癒し空間。このすべての湯舟を独り占めなのです。

子供の頃、湯舟からお湯を溢れさせるような事をすれば叱られたのを思い出しますが、ここではザンブリ溢れさせても誰も何も言いません。むしろそれがここの醍醐味とも言えるのです。

もちろん湯上りに汗は出ますが、不思議とサラサラした汗で、しかもキッチリ冷やされた脱衣所や館内で、静かに汗は引いていくのです。おかげでカラダのコリもほぐれ、熱中症対策に温泉療法は意外に良いのかもしれません。