なか卯の親子丼と子うどん

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大変お恥ずかしい話しですが、いつも遠くから見て「なかたまご」だと思っていたら「なかう」。

十二支の、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)の「卯」。もちろん「うさぎ」のことで、創業者由来の「なか」と、創業以来の商品である「うどん」の「う」を、同音で縁起文字の「卯」にしたそうですが、飛び跳ねる「うさぎ」のように会社が跳躍して繁盛するように、との意味もあるようです。

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うどんや丼モノなどを提供する和風ファストフードチェーンである「なか卯」ですが、先ほど「遠くから見て」と書いたのは、この「なか卯」だけはまだ食べた経験がなく、クルマで通るたびに遠く眺めることしかできなかったのです。他の地域は分かりませんが、おそらく市街地への出店戦略が主なのでしょうか、宮城では仙台市内のみで、かつ駐車場が備わるのは大和町店だけなのです。

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そんな憧れだった「なか卯」ですが、一昨日の午後、ちょうどクルマを街ナカに駐車した際に、「行ってみたいんです」と先輩にダダをこねて同行していただくことに。場所は青葉区国分町店です。

お店に入ってすぐの券売機で食券を購入する先払い制なのですが、初めてなのでいったい何を食べるべきか見当もつきません。しかし、勝手なイメージで「親子丼と小うどん」のセットを。

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過去に東京生活も長く、フード業界にも明るい先輩いわく、初なか卯で選ぶメニューとしては正解だろうとお褒めの言葉をいただいた「親子丼と子うどん」セット。590円という、ファストフードとしては微妙な判定の価格なのですが、一般的に考えれば決して高いとは言えないでしょう。

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牛丼のようにご飯と具をよそうだけとはいかず、注文を受けてから作るので手間もかかります。そのせいか、他の牛丼チェーン店に比べれば、出てくるまで少し待たされるという感じなのですが、親子丼で作り置きというのは困難でしょうから、私は黙って静かに出来たてを待つのです。

ご覧の通り、とろとろの半熟具合で提供される親子丼。もちろん作りたての熱々で、この小うどんの存在も欠かせない、なかなか美味しいセットでした。牛丼屋さんの経験しか無かった私には、とても新鮮だった「なか卯」。時刻は2時半を過ぎていたとはいえ、来店客の対応をすべて一人で回していた中年の女性スタッフ。まさにスーパースタッフのような身のこなしでした。