懐かしのマッチ その5

IMGP1609

昨年の末、塩釜に移転したフローレンスへお邪魔した際、カウンターにいくつかのマッチが置いてありました。あれ?作ったんですか?いやいや、前のお店のものですよ、とのことです。よく見ると確かに住所は一番町で、電話番号の市外局番も懐かしい4桁が記載されています。

IMGP1611

ここの新しい電話番号はこっちだからと、マッチ箱の脇に押されたスタンプを指差して教えてくださいます。なかなか芸が細かいわけですが、たとえ誰であれ、これら未使用のマッチを捨ててしまおうなどとは思わないはずで、ましてやご自身の想い入れが詰まったお店のマッチを。

一つのマッチから思い起こされる記憶があります。そのお店の前を通った人、そのお店に行かれた人、またはそのお店で働かれた人。マッチは記憶のスイッチの一つかもしれません。

IMG_4976

IMG_4978

IMG_4979

IMG_4986

IMG_4987

IMG_4991

IMG_4992

IMG_4993

IMG_4995

IMG_4997

IMG_5002

IMG_4999

IMG_5004

IMG_5005

IMG_5006

IMG_5008

IMG_5011

IMG_5013

番外編として、正確には仙台市とは言えませんが、仙台圏内の常夏の楽園「バリハイセンター」。おそらく「常磐ハワイアンセンター」を模して昭和48年にオープンしたもので、当時は真冬でも真夏を味わえる施設とあって結構な人気を博しましたが、その後は残念ながら閉館しました。

IMG_5009

IMG_5010

以前のシリーズも含めて見てみると、当時の仙台において「丸光」は重要なポジションを担っていたことがわかります。私が子供の頃は叔父が勤めていたこともあって、よく丸光に連れて行ってもらったことを思い出します。その後「ダックシティ」「ビブレ」「さくら野」と変わりました。

現在「さくら野」は、上階部分を自社運営から手を引き、テナントを入居させる方針だと何かで見ましたが、本当にそれでよいのでしょうか。これから高齢者がどんどん増えていく社会で、他店と同じようにまた若者向けのテナントを入れる構想なのでしょうか。

常々思っていたのですが、「さくら野」は思い切って「丸光」に戻してはいかがでしょう。店内も当時の昭和風に戻し、最上階にはもちろん「大食堂」を造るのです。全館ともメインターゲットは50代以降のお客様で、館内には完璧なバリアフリーを施し、多数のご案内スタッフも必要になるかもしれません。ご年輩の方々がゆっくり多くのお買い物をしていただける雰囲気です。

花巻「マルカンデパート」の大食堂がなかなか盛況だと聞きます。「さくら野」には興味が無いけど、「丸光」なら行ってみようかという往年のファンの方々はいらっしゃるのかもしれません。

お便り

  1. ミシシ より:

    はじめまして。突然のメッセージ失礼します。当方仙台在住で うちに親の思い出の地であるバリハイセンターについての過去の資料(パンフ・写真等)を探していたのですが、そちらにお持ちのマッチはまだおもちでしょうか?可能であればお借りし、データとしてコピー等させていただくことは可能でしょうか?

    またもしバリハイセンターのパンフレット等は残ってはいないでしょうか?

    四方八方手を尽くして探しているのですが、もはや企業等は皆無に等しく個人の方に聞くぐらいしかできない状況でして・・・

    宜しくお願い致します。

    • ジョン万乃助 ジョン万乃助 より:

      ミシンさん、ご来店ありがとうございます。

      バリハイセンターについての資料をお探しとのこと。
      パンフレット等は実家の父親にも聞いてみますが、残念ながら望みは薄いかもしれません。
      マッチに関しましては喜んで差し上げますが、探し直しますので少しお時間をいただければ幸いです。
      用意ができましたら連絡させていただきますので、当ページ右上の「お問合せ・ご意見」からメールアドレスを頂戴できますでしょうか。(公開されません)
      どうぞよろしくお願いいたします。