仙台七夕まつりも本日で最終日を迎えました。昔からこの七夕三が日には必ず雨が降るというジンクスがあるのですが、今年はジンクスどころか梅雨が明けないという異例の事態となりました。とはいえ、今年も多くの人たちに支えられて開催された仙台七夕祭りは、例年以上に私たちを楽しませてくれたようです。地元人としても、見えないご苦労に心から感謝したい気持ちです。
祭りも終わりが近づくにつれ、どこか寂しい気持ちになるものです。歌にもあるように、年に一度の七夕祭り。今年は意を決して少し本気で七夕見物に街へ繰り出すことにしました。
観光客のつもりでじっくり見物しようと、本町の駐車場にクルマを入れて仙台駅からの出発。仙台駅構内2階には大型の七夕飾りが何基か設置されており、いずれも企業広告系です。それにしても駅周辺も凄い人の波。このような状況はあまり目にすることはありません。人ごみが苦手なワタクシ、本当に大丈夫なのでしょうか。少し不安になってまいりました。
ペデストリアンデッキから名掛丁アーケードへ。いよいよ波に揉まれることにいたしましょう。
これらの七夕飾りは、こうしてあらためて見てみると凄い迫力です。人の多さに加えて、ゆっくり見物しながら進みますので歩みがとても遅いのです。そのせいか、量の迫力を感じます。これでもか、これでもかと、七夕飾りはどこまでも途切れなく続いている感覚に襲われます。
ずいぶんと時間を要して、やっとこさ大町アーケードまでたどり着きました。
軟弱でヘタレな私たちは早くも休憩ランプが点滅し始めましたので、アズタイムで一息です。さすがにここは観光客の姿は見えず、比較的空いていました。中農ブレンド美味しい!
元気を取り戻して一番町方面へ。それぞれに工夫を凝らした見事な飾り付けが続きます。
こちらご存知、三越の包装紙柄。近くで見るとしっかりした立派な和紙製でした。
市民広場に出店している知人のお店へ激励訪問。休憩がてらしばしの飲食を楽しみました。
これもご存知、勾当台公園野外ステージで毎年開催される「スターライトエクスプロージョン」。
定禅寺通りでは「星の宵まつり」の真っ最中で、これは「陸上自衛隊東北方面音楽隊」の演奏。
小腹がすいたのでまたまた休憩。定禅寺通りに面した串揚げ屋さんでチョッとだけ飲食を。
ちょうどお店を出た頃に「星の宵まつり」のフィナーレでした。「たなばたさま」の大合唱です。時刻は19時30分前。市民広場や勾当台公園ではまだまだ祭りの続きが熱く繰り広げられていたようですが、後ろ髪を引かれる思いで帰路につくことにしました。実に楽しい時間でした。
数年ぶりに見物した仙台七夕祭りは規模が大きく、様々な楽しみ方を提案してくれました。これが終わると仙台も秋を迎えますが、次の「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」も楽しみで、その次の「仙台クラシックフェスティバル」、そして「仙台光のページェント」へと続きます。こうしたイベントを、私たちはこれからも是非とも大切にしていきたいと感じた一日でした。