愛の兜 米沢上杉博物館

直江兼続の兜には「愛」の文字が掲げられていたそうですが、まるで戦場には相応しくないこの一文字を兜に用いたあたりが、かの直江兼続たる所以なのかもしれません。

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今日までは何とか天気がもちそうだというので、散歩がてら「上杉」まで行ってみました。いや「かみすぎ」ではなく、「うえすぎ」であります。

仙台南ICで高速に乗り、山形上山ICで降り、少し走ってまた米沢南陽道路に乗るというように高速をフルに使っても、今日はETCの祝日割引で片道1,150円。

一昨年の秋、小野川温泉へ泊まった帰りに寄ったことのある上杉神社。その頃にはすでに「天地人」の旗がいたるところに掲げられていました。NHKでの大河ドラマが決定していたからです。

あれから約1年半、もう「天地人」は始まっていますので、さすがに凄い盛況ぶりでした。上杉神社に隣接した米沢上杉博物館の駐車場に入るのにも20分ほど待ちましたが、係員の的確な誘導が実にシステム化されており、いらいらせず安心して順番を待つことができるのです。

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上杉神社付近はちょうど緑が綺麗で、秋に訪れた時とはまた印象が違います。お参りを早々に済ませ、せっかくですから博物館にも立ち寄ることにしました。おそらくNHKとのタイアップなのでしょう、「天地人博」なるものも今年いっぱい開催しているようで多くの人でにぎわっていました。

この博物館はとても立派で、内部の展示エリアも素晴らしい出来なのですが、入り口を入ってすぐのところに能舞台も備えているのです。今日は伺った時にちょうど良いタイミングで演じており、正直なところ能というものをライブで初めて観ましたが、囃子は録音によるものでした。

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伊達政宗の生誕地でもある米沢。そう考えると仙台とは決して無関係ではありません。「樅ノ木は残った」の記憶はほとんど残っていませんし、「独眼竜政宗」の時には横浜に住んでおり仙台での盛況ぶりを体験していないのです。時間があれば、これまでの大河ドラマを歴史的に繋げてみるのも面白い試みかもしれません。

今日は午後からの出発でしたので滞在時間は約3時間程度でしたが、次回はゆっくりと時間を確保して再度訪れてみたいと思いながら米沢を後にしました。大河ドラマ「天地人」はまだ舞台を米沢に移しておりません。 実はこれからが「本番」ということになりそうです。

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