王様のレストラン

restaurant de roi

1995年の春からフジテレビで放映された連続ドラマ「王様のレストラン」。

これにはハマりました。

出演陣の顔ぶれはもちろん、三谷幸喜氏による脚本、そして服部隆之氏の音楽等すべてが私のツボに入り、毎回かかさず観ていたのを憶えています。

特に、作曲・編曲を担当した服部隆之氏は、日本を代表する音楽一家である服部ファミリーの三代目で、ここ最近では「華麗なる一族」や「のだめカンタービレ」など数多くの人気作品を手掛けましたが、彼の音楽性にはいつもいつも魅せられてしまいます。

これはその「王様のレストラン」のサントラ盤。ドラマのサントラ盤を手に入れることはほとんどありませんが、これは是非とも手元に置いておきたくなったので確保しておきました。

どれもこれも味のある、また深みのある良い曲ばかりで、「テーマ」は今でもグルメリポート番組等のBGMでたまに使われたりしているようですが、なんと言っても私が一番気に入っているのは6曲目に収められている「勇気」という楽曲。

5年ほど前に先輩ご子息の結婚披露宴の司会を引き受けるハメになり、どうせならとすべてのBGM選曲もやらせていただきました。その時に新郎新婦の入場で使ったのがこの曲で、聡明かつ壮大な雰囲気を醸し出すことができ、なかなか良かったのではないかと思っています。

今でも少し落ち込んだ時や困難な仕事に立ち向かう前にクルマの中で聴いたりすると、本当に不思議なのですが、勇気が湧いてくるのです。音楽のチカラはすごいものです。

ところで、このドラマのエンディングテーマに使われた「Precious Junk 」という曲は当時まだ無名だった平井堅のデビューシングルで、最後にこの曲を聴くのも楽しみのひとつでした。

今のファルセット主体の歌い方も良いのでしょうが、個人的にはこの「Precious Junk」が彼のベストだと密かに思っています。(*このサントラ盤には収められておりません)